桐生祥秀選手が日本人として初めて、100メートルで9秒台を叩きだしました！
2017年9月9日、福井運動公園陸上競技場で行われていた「天皇賜盃第86回日本学生陸上競技対校選手権大会」（日本学生対校選手権）の男子100メートル決勝で、日本人選手初となる9秒98の日本新記録を叩きだしたのは、桐生祥秀選手です！
日本人歴代1位、そして日本人初となる100メートルでの9秒台。コレはスゴイです！
このページでは、桐生祥秀選手のプロフィール、そして、これまでの日本人の100メートルの記録、100メートルの世界記録を紹介します。
桐生祥秀選手のプロフィール
リオオリンピックなどを見ていれば桐生祥秀選手のことは初耳という方はいらっしゃらないとは思いますが、プロフィールの詳細をお伝えしますね～。
名前：桐生祥秀
よみ：きりゅう よしひで
生年月日：1995年12月15日
出身地：滋賀県彦根市
所属：東洋大学
身長：176cm
体重：70kg
桐生祥秀選手が一躍有名になったのは、洛南高等学校に通う高校3年生の時（2013年4月29日）に行なわれた広島県での織田幹雄記念国際陸上競技大会において、当時の日本記録にあと0.01秒まで迫った10秒01を出した時ですね。
あれから4年半の時を経て、ついに桐生祥秀選手が日本人初の9秒台を叩きだすことになりました！
最近では、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手、ケンブリッジ飛鳥選手らに話題を持っていかれがちではありましたが、この日本新記録をキッカケにして、さらに飛躍してもらいたいですね！
日本人男子100メートル記録 歴代トップ10
桐生祥秀選手が日本人として、初めて9秒台を叩きだした100m男子ですが、日本人選手の過去の記録のTOP10の選手を紹介しますね。
9秒98 桐生祥秀 東洋大学 2017年9月9日
10秒00 伊東浩司 富士通 1998年12月13日
10秒02 朝原宣治 大阪ガス 2001年7月13日
10秒03 末續慎吾 東海大学 2003年5月5日
10秒03 山縣亮太 セイコーホールディングス 2016年9月25日
10秒05 サニブラウン・アブデル・ハキーム 東京陸協 2017年6月24日
10秒07 江里口匡史 早稲田大学 2009年6月28日
10秒07 多田修平 関西学院大学 2017年9月9日
10秒08 飯塚翔太 ミズノ 2017年6月4日
10秒08 ケンブリッジ飛鳥 ナイキ 2017年6月23日
最近では、トレーニング方法や、走法の研究が相当進んでいますから、次々と記録が塗り替えられて行っているのですが、伊東浩司選手が記録していた10秒00という日本記録は、約20年もの間、破られない100メートルの日本記録だったんですね。それが何よりも凄いですね！
男子100メートル世界記録 歴代トップ10
100メートルで10秒の壁を破った初めての日本人となった桐生祥秀選手ですが、ご存知の通り世界記録はとてつもない数字です。あえて、ここで男子100メートルの世界記録のTOP10の選手を紹介します。
9秒58 ウサイン・ボルト ジャマイカ 2009年8月16日
9秒69 タイソン・ゲイ アメリカ 2009年9月20日
9秒69 ヨハン・ブレーク ジャマイカ 2012年8月23日
9秒72 アサファ・パウエル ジャマイカ 2008年9月2日
9秒74 ジャスティン・ガトリン アメリカ 2015年5月15日
9秒78 ネスタ・カーター ジャマイカ 2010年8月29日
9秒79 モーリス・グリーン アメリカ 1999年6月16日
9秒80 スティーブ・マリングス ジャマイカ 2011年6月4日
9秒82 リチャード・トンプソン トリニダード・トバゴ 2014年6月21日
9秒82 クリスチャン・コールマン アメリカ 2017年6月7日
全てが9秒台ですね…。やはり世界の壁は厚過ぎます。
さらに、同一選手が記録したものを含めた記録のTOP10になると、こんな感じです。
9秒58 ウサイン・ボルト ジャマイカ 2009年8月16日
9秒63 ウサイン・ボルト ジャマイカ 2012年8月5日
9秒69 ウサイン・ボルト ジャマイカ 2008年8月16日
9秒69 タイソン・ゲイ アメリカ 2009年9月20日
9秒69 ヨハン・ブレーク ジャマイカ 2012年8月23日
9秒71 タイソン・ゲイ アメリカ 2009年8月16日
9秒72 ウサイン・ボルト ジャマイカ 2008年5月31日
9秒72 アサファ・パウエル ジャマイカ 2008年9月2日
9秒74 アサファ・パウエル ジャマイカ 2007年9月9日
9秒74 ジャスティン・ガトリン アメリカ 2015年5月15日
まさに、ウサイン・ボルト選手のためにあるような100メートルですね。何十年後かには、ウサイン・ボルト選手の9秒58も塗り替えられる時が来るのかもしれませんね。
まとめ
桐生祥秀選手が日本人選手としては初めて100メートルで9秒台（9秒98）を叩きだした！という朗報、そして、世界記録を見ることで改めて世界の壁を感じる…という紹介をしました。
日本人で9秒台を出せる選手が4人現れたら、100×4のリレーで金メダルを獲れるかもしれませんね！
